外部相談窓口にハラスメントを相談する時の注意点とは

パワハラやセクハラなどのハラスメントの問題は、パワハラ防止措置が義務化されても、未だ無くなる気配がありません。社内相談窓口での相談は匿名性が守られないため、相談し辛い傾向にあります。その点、第三者である外部相談窓口への相談は、そのような心配はありません。いざ外部相談窓口に相談することになった場合、どの様な事に注意すればいいのでしょうか。

外部相談窓口は、社内相談窓口と違って社内の内情を知りません。また、被害にあっている社員の現在の状況や、加害者がどの様な人物であるかも知りません。そのため、限られた相談時間の中で、事情をできるだけ詳しく理解してもらう必要があります。きちんと時系列や、登場人物の説明などができなければ、聞く側も的確なアドバイスや、解決策を導き出すことができません。
まずは、相談前に話す内容をまとめておきましょう。また、だいたいどこの窓口でも時間や回数に限りがあるため、すべての悩みに対して答えてもらうことは難しいです。だから、何を聞くための相談であるか、目的をはっきりさせておきましょう。しかし、解決を望んで外部相談窓口に相談しても、簡単には解決しない場合も多いです。
拠がなければハラスメントの事実を証明できませんし、自分はハラスメントを受けていると思っていても、他の人から見ればそうでないと判断されることもあります。また、加害者や会社と長期にわたり争えば、会社に居辛くなってしまいます。最終的に判断するのは自分である事を忘れないようにしましょう。